こんにちは、ひきわり納豆です。
僕は10年ほど前に、ゴミ収集の仕事をしていました。
産業廃棄物の中間処理を行う会社に勤めていて、ゴミを集める係を2年、集めたゴミを分別して処理する係に1年、トータルで3年働いていました。
家庭から出るゴミを収集する、一般的なイメージであるゴミ収集の仕事もあれば、他の会社や事務所から出る『事業所ゴミ』と言われるものも収集します。
また、工事現場などから出る『産業廃棄物』も収集していました。
むしろ産業廃棄物の収集がメインの仕事でした。
今回はゴミ収集の仕事はどのような感じなのか、どういう人に向いているのかを実際の経験をもとに紹介していきます。
ゴミ収集の仕事は日常生活に欠かせないものであり、地域の衛生環境を守り、環境保護に大きく貢献しています。
仕事の具体的な内容も解説するのでよかったら見ていって下さい。
ゴミ収集にも種類がある
ゴミ収集の仕事は、家庭や企業、公共施設などから発生する廃棄物を回収し、適切な場所へ運搬・処理する業務です。
しかし、一言でゴミ収集といっても実は様々なやり方があります。
具体的な作業内容をさらに詳しく見ていきましょう。
ルート回収(可燃ごみ)
ゴミ収集のイメージと言えばコレですよね。
パッカー車(塵芥車)と呼ばれる、可燃ゴミをウィーンと巻き込んで圧縮して集めるトラックに乗り、町中を走り回ります。
各企業によって担当する地域は細かく決められており、色々なパッカー車が走っているのを見たことがあると思います。
決められた地域内であればルートは会社側で設定することができ、無駄なく効率的に回収できるよう設計されています。
また、当日になって自分たちでも独自にルートを変えることも。
ゴミステーションによっては量が多いところもあり、パッカー車の積載量にも限界があるため現場の感覚で臨機応変に対応することもしばしばあります。
必ず2人一組で行い、ゴミの量が少ない箇所だと助手席の人だけ下りて収集します。
僕がやっていたときは朝8時半~夕方17時半の間に収集していました。
朝から収集していき昼前にゴミ処理場に廃棄、トラックの中で昼食をとり、午後は午前の続きのルートから回っていく、というルーティンでした。
それを月曜から金曜まで回っていきます。
僕が働いていた会社では、可燃ごみの収集は担当の部署がありそこに配属されている人達で地域内の色々なルートを回していました。
この部署はルート回収の仕事のみで勤務時間も短いため比較的低賃金です。
ダブルワークの人や早期退職して時間が余ってる初老の人、あまりお金が必要のない人達が多かった印象があります。
また、週の後半になるとゴミの量が少ないので朝から回収しても昼頃には終わってしまいます。
そういった場合は人目につかないところで休憩時間を長くとり、勤務時間を調整することも多々ありました。
1週間の中でもキツイときと楽なときがあり、メリハリのある仕事がです。
楽なときはゴミの量が少ないだけでなく、軽いのでポンポンと投げ入れらるのも週末のいいところ。
しかし、外仕事のため天候によってツラさが変わるのこの仕事の特徴の1つです。
春や秋などの過ごしやすい季節で、くもり時々晴れぐらいの天気が最高に仕事がしやすいです。
夏は暑すぎて体力の消耗が早いのでとてもツラいです。
冬は寒すぎて体が動かしにくく、回収を頑張っていると暖かくなってくるのですが動いてないと寒いので、寒暖差にやられてしまいます。
さらに雪が降るともう最悪。
僕が住んでいる地域は雪が積もるところなので、足元が雪にとられて動きにくいだけでなくかじかんできて霜焼けのようになることもありました。
そして四季を通して天敵だったのが雨です。
雨が降るだけでその日のテンションは地面にめり込むぐらい落ちます。
小雨程度だったらまだいいのですが、豪雨になるとさすがに雨合羽を着て回収することになります。
装備を整えていても雨に打たれるだけで体力の消耗が激しいです。
しかも、雨合羽を着たまま車に乗り込むと車内が水浸しになるので、いちいち脱いだり着たりする手間がとても面倒でした。
これが夏だったら蒸し暑くてさらに最悪です。
また、可燃ゴミは生ゴミも入っているため匂いがきつく、暑い夏の日は生ゴミが発酵していて耐えるのに必死でした。
さらに、真夏は生ゴミから蛆が湧いていることもあり、ヒドイときは可燃ごみの袋の半分ぐらいは蛆が蠢いていることもありました。
これにプラスしてペットのか人間のものか分かりませんが、ウ〇コが入っていたこともありました。
ゴミ収集は体力の必要な仕事ですが、やっていれば自然と体力が付いていくので慣れてきます。
しかし、匂いや汚さなどは慣れることはありませんでした。
どれだけやっても苦痛です。
しかも可燃ごみを廃棄する焼却施設も匂いがきつく、自分の服や髪の毛にまで匂いが移るので本当につらいです。
その状態でお昼休憩に入ってご飯を食べます。
入社したての頃は入る業界を間違えたとも思いました。
家に帰ったら作業着はすぐに洗濯してお風呂に入らないとリセットされません。
そういった意味ではゴミ収集の仕事というものは体力があり、心を無にしてできる精神力を兼ね備えた、選ばれし者だけがこなせる仕事ということになります。
もしゴミ収集の仕事に興味のある方がいましたら、体力以外の面で大変な思いをする、と憶えておいてください。
きつい、汚い、臭い、3拍子揃った仕事なので覚悟して働くことをおすすめします。
ルート回収(不燃ごみ)
金属、缶、ガラスなどの燃やすことのできない物は不燃ごみになります。
こちらも可燃ごみの収集部門が担当します。
各地域によって回収する日が決まっていて月に1回だったり、隔週に1回だったりと回収頻度はさまざまです。
缶は別でまとめて回収することもあります。
缶は缶でまとめてペシャンコにしたほうが無駄なくコンパクトな形にできるので別で回収になっています。
日本酒などが入っている瓶も同様の理由により、不燃ごみとは別で回収することがあります。
ちなみに、不燃ごみと言っても厳密に言えば燃やすことは可能です。
ただ、可燃ごみのように小さな燃えカスにならないので燃やしてもあまり意味がないため不燃ごみとして扱われています。
回収した不燃ごみは細かくできるものは細かくし、可燃ごみと同様に最終埋め立て場へ搬入して埋め立てることになります。
ちなみに不燃ごみの回収のときはパッカー車ではなく、一般的なトラックで行います。
僕が働いていた会社では家庭で出た不燃ごみやリサイクルごみは外部の業者に持っていくだけでした。
色々な会社と相互に協力しながら処理するのも廃棄物処理業の特徴です。
ルート回収(リサイクルごみ)
古紙、段ボール、ペットボトル、プラスチックなどの再生可能なごみも不燃ごみと同じようなスパンで回収します。
もちろんこれも地域によって異なります。
そしてリサイクルごみもまた、可燃ごみの収集部門が担当し、パッカー車で回収します。
不燃ごみと同様に、古紙や段ボールなどの紙系のゴミは別業者のところに持っていき処理していました。
プラスチック系のゴミは自分の会社が処理できる設備を所持していたので持って帰り、固形燃料としてリサイクルしていました。
可燃ごみや不燃ごみと違い、リサイクルごみは軽くて収集しやすいため楽でした。
また、大半のリサイクルごみは綺麗なままなので匂いや汚れが少ないのもうれしいポイントでした。
リサイクルごみを回収するルートや手順などは可燃ごみと同じなので、指定の箇所を1日回って取り切ったら帰宅します。
ルート回収(企業ごみ)
一般家庭ではない、お店や会社などで出たゴミは基本的に産業廃棄物扱いになります。
そのため先ほどまでの可燃ごみの収集部門が担当することはなく、産業廃棄物専門の部門が回収を行います。
僕がいた部門はこの部署でした。
そして会社のメイン業務でもありました。
会社の事務所で出たゴミ、飲食店で出た生ゴミ、コンビニで出た紙や缶やホットスナックなどの生ゴミが該当します。
しかしこちらは継続的、且つ、定期的に出るゴミのためルート回収に組み込まれることがほとんどです。
こちらも自社のパッカー車で回収し、所定の処理場まで運搬することになります。
僕が働いていた会社では生ごみのリサイクルも行っていたので生ごみは自社で処理して、畑で使用できる肥料として活用していました。
回収時間はルートによってさまざまでありますが、人の少ない早朝を希望している会社がある場合はそれに従って早い時間に回収します。
中には朝の5時から回収することもあります。
産業廃棄物の収集は早朝から始まることが多く、会社や店舗によっては日中は込み合うため早朝を指定されることもあります。
逆に近隣への配慮のため早朝NGのところもあります。
さまざまな事情を踏まえたうえで会社側が丁度いい感じにルートを設計をしてくれるのです。
中には早朝だけで一気に回収してしまって8時半からは別の回収に行く、なんてことも多々あります。
家庭ごみとは違い、産業廃棄物の収集は臨機応変に時間を調整することが多くあります。
産業廃棄物の収集
工事現場で発生したゴミはすべて産業廃棄物となります。
産業をするための施設や事業、道路工事、個人のお宅を建設する工事などが対象です。
細かく分類すると他にもありますが、大まかに言うと工事で出たゴミはすべて産業廃棄物、と捉えても構いません。
先程までのルート回収とは違い、こちらは工事が終わるとそこでのゴミはもう出ないので『臨時作業』という呼び名で行っていました。
産業廃棄物の収集は早朝から始まることが多く、工事現場などでは日中は機材の搬入などで人やトラックの出入りが激しいため、早朝を指定されることが多々ありました。
早朝の現場の、まだ誰も来ていない時間帯に産業廃棄物だけ回収しておくことでその日のゴミ出しがスムーズになるからです。
逆に早朝NGの現場もあります。
個人邸の建設などは住宅街の中で工事が行われているため、早朝だと近所迷惑になりクレームが発生する恐れがあります。
このような場合は先方から早朝は避けて日中に来てほしいと依頼があるので、その指示に従っていました。
産業廃棄物の内訳はさまざまですが、木、石、石膏、ビニール、金属などが大半を占めています。
特に石や金属は重たいので収集するときは大変です。
手作業で積むときはさらに大変で、筋肉痛や関節痛になる人もいます。
夏場や冬場などの極端な気温のときもツラかったです。
産業廃棄物の収集(医療系)
産業廃棄物は病院などの施設でも発生します。
病院で出るゴミは、感染性廃棄物と非感染性廃棄物に分類されます。
感染性廃棄物とは、血液や注射針などの人体に触れたら感染してしまう恐れのあるものです。
バケツのような固いプラスチックの容器に密閉されているものを専用のトラックで運搬します。
しっかりと病院側で密閉してくれているので、作業員は完全防備ではなく厚手の皮手袋をするぐらいで手作業でトラックに積み込みます。
非感染性廃棄物とは、注射針の袋やオムツなどの病院で出るゴミだけど収集するだけでは感染する恐れのないものです。
こちらは一般的な袋に入れられており、パッカー車にポンポンと積み込んで巻き込むだけです。
感染性廃棄物と非感染性廃棄物はどちらも最終的には焼却して処理をします。
ちなみに病院以外では介護施設などでも医療系の廃棄物が発生するため、そちらも同様に回収しています。
ゴミ収集で使用するトラックの種類
トラックにはさまざまな種類がありますが、廃棄物の収集で使用するトラックは3種類です。
会社によってはクレーンが付いたトラックを使用しているところもあります。
それぞれの特徴と、どのような時に使用するのかをご紹介します。
あくまで僕が働いていた会社では、ですのでご参考までに!
パッカー車(塵芥車)
まずは定番のパッカー車。
ゴミ収集車のイメージと言えばこのフォルムです。
中は空洞になっていて、後部に入れたゴミを巻き込み前方へ押し込んでいく設計。
パッカー車の種類にもよりますが、スイッチは後部の両側2箇所に付いていてどちらでも操作が可能です。
1回巻き込み、連続巻き込み、ボタンを押している間は手動で巻き込み、非常停止、の4種類のボタンが付いています。
非常停止スイッチに関しては後部の下側にも設計されているパッカー車もあり、どの位置に居ても万が一の場合に備えることができます。
中が満杯になってくると機械の力でも押し込めなくなってくるので、そうなったら一旦廃棄しに行くことになります。
また、満杯=トラックの最大積載量となっているため、前方から目視で中を見ることも出来るので作業者としても分かりやすい設計となっています。
ちなみに後部を開けた状態で走行することも可能で、家庭ごみの収集などの近い場所にゴミが点在しているときに便利です。
しかし、昨今は廃棄物に関しての規制が厳しくなっており、もしゴミを落として飛散させた場合は処罰が課せられることもあるので注意が必要。
そのため最近では基本的に近場でも開けた状態で走行することはありません。
パッカー車には2t、4t、8tなどの大きさで分かれており、大きくなるほど廃棄物の積載量も増えます。
コンテナ車(フックロール)
さきほどのパッカー車は家庭ごみの収集で使用することがメインでしたが、こちらのコンテナ車は産業廃棄物の収集で多く使用されます。
正式名称は『フックロール』と呼ばれ、コンテナをトラックから脱着できるのが特徴です。
このトラックのメリットは、工事現場などにあらかじめコンテナを設置しておき、一杯になったら空のコンテナと交換できることです。
交換するときは空のコンテナを適当な場所に仮置きしておき、一杯になったコンテナをトラックに載せます。
その一杯になっているコンテナをまた適当な場所へ仮置きして、次は空のコンテナをトラックに載せ、一杯になったコンテナが元々置いてあった場所に設置。
最後に仮置きしていた一杯になったコンテナを再度トラックに載せればコンテナの交換が完了です。
こうすることで手作業で廃棄物を収集する手間が省けるため、あらかじめコンテナを設置できる現場ではほとんどこのやり方で収集しています。
このコンテナは自社の工場内にも設置されており、廃棄物を一旦自社で保管し別の処理場へ搬入するときにも役立っています。
諸事情によりパッカー車で産業廃棄物を収集することもありますが、当然手作業でポンポンと積むことになるのでとても大変です。
コンテナ車は産業廃棄物の収集に欠かせない、生命線とも言えます。
2t、4t、10tと廃棄物の量に応じて乗り換えています。
アルミバン
こちらのトラックは街でよく走っているのを見かけるかと思いますが、実はゴミ収集でも使用することがあります。
ゴミ収集におけるアルミバンの用途は、感染性廃棄物を運搬するときに使います。
絶対に飛散させてはならない、廃棄物を入れた容器を倒すことも許されないときに使うのがアルミバンです。
そもそも産業廃棄物が飛散するのは絶対NGというルールがあります!
感染性廃棄物は固いプラスチックの容器に密閉されて入れられており、容器が倒れても中身がこぼれることはありません。
しかし、万全を期すため、さらに万が一街中で感染させないためにこのような箱型のトラックで運搬することになっています。
また、僕が働いていた会社では食料品を扱うお店や施設から出た生ゴミを液体肥料にして処理する活動もしていました。
おもに居酒屋や給食センターなどの生ゴミを肥料として処理していました。
蓋付きの大きいバケツに生ゴミが直接入れらているので、それを回収するときにもアルミバンを使用します。
野菜などから水分が出るので、液体が漏れることがないようパッカー車などは使いません。
このように、パッカー車やコンテナ車でカバーできない廃棄物は、限定的ではありますがアルミバンで運搬します。
ゴミ収集の給与や勤務形態など
続いては気になるゴミ収集の給与や勤務形態などをお話します。
あくまで自分が働いていた会社でのことですが、ゴミ収集の仕事に興味のある方には気になる部分もあるはず。
会社や地域によってさまざまなので一概には言えませんが、参考までに見てみてください。
ゴミ収集の勤務形態
ゴミ収集の就業時間は特に決まっておらず日によってバラバラです。
一応、定時は8時半から17時半の8時間労働とされていましたが、それを超える日がほとんどです。
ちなみに前項でも触れましたが家庭ごみの回収のみ、朝8時半~夕方17時半固定となっています!
お客様の要望によって早朝指定や夕方指定などもありますし、その日になって「ゴミを回収しに来てください」と言われることもあります。
もっとも早い出社時間は朝5時で、会社でトラックを準備して現場に向かいます。
もちろん、営業マンや事務員の方はまだ出社していません。
自分達で会社の鍵を開けて出発します。
この出社時間が日によってバラツキがあり、6時のときもあれば7時のときもあります。
早朝回収が何もないときは普通に8時半に出社することもあります。
早朝回収の中にはルート回収も含まれ、曜日や日によって早朝から何をするかは変化するので決まったルーティンで作業をするのが苦手な人にとっては刺激的でしょう。
朝5時は眠い・・・
また、休憩時間も確保されてはいますが、大半の作業者は1日の中のどこで休憩するかは自分たちで割り当てています。
「次の現場の指定時間まで時間があるから休憩しておこう」や、「この現場は早く終わったから今のうちに休憩しておこう」など、状況に応じて各自で判断します。
中には、時間指定のない現場ばかりの場合は休憩なしで一気に回ってしまい、後でまとめて休憩をとる人もいます。
僕はご飯を食べないと力が出ないので適時、休憩をとっていました!
終わる時間は17時半を超えることはほとんどありません。
現場にいるお客様も夕方には帰りたいので、どんなに早く作業が始まっても残業することはないです。
もう少しで作業が終わりそう、といったときは残ることもありますが。
ただ、遠い現場の場合、そこでは17時に回収が終わったとしても会社に帰るのは18時や19時になることもあります。
僕たち業者の帰る時間を考慮して早めに切り上げてくれるお客様もいれば、ギリギリまでお願いされるお客様もいらっしゃいます。
また、大規模な工事現場だと何日間、何か月間も毎日収集することもあります。
工事現場の数だけさまざまな作業があるため、毎日違うことをしたい人にとっては楽しいと感じるはずです。
実際僕も、毎回違う現場なので戸惑うこともありましたが毎回新鮮なので飽きることはなかったです。
ちなみに、僕が印象に残った作業は前日に1kg程度の産業廃棄物を収集し、翌日に他県の処理業者に搬入する仕事です。
収集自体は簡単な物でしたが、翌日の搬入は朝5時に出発して会社に帰ってきたのが夜19時でした。
搬入作業は向こうの業者の方が行ってくれたので作業時間はゼロ。
朝から晩までほとんど運転して終わる仕事でした
長い時間運転していればそれだけ事故のリスクは上がりますが、とても楽だったので印象に残っています。
ゴミ収集の給与
ゴミ収集の仕事はきつい部類に入るため給料がいいと思われるかもしれませんが、実はそこまででもありません。
というのも自分が働いていた会社は朝早くから作業が入っていることがほとんどで、定時出社をすることがなかったからです。
例えば早朝5時半から出社すると定時退社は昼14時半になるので、それ以降は残業扱いとなり、この残業代で稼ぐ感じでした。
退社は18時までにはできていたので毎日およそ3時間ほど残業です。
さすがに毎日5時半出社というわけではありませんが、繁忙期はけっこう朝早くからの仕事が多かったです。
僕は当時はまだ若く、入社3年で月の給料は手取りで20万円台前半でした。
都心部などでは少ない気がしますが、僕がいる田舎の地域では平均といったところでしょうか。
繁忙期では手取りが30万円突破する人もいたようです。
毎日12時間勤務をしていたら当然の金額ですが、さすがに今は毎日残業することはないはず。
しかし、体力を使う作業で汚れや臭いに我慢しながら働かなくてはならないのでもう少し割高でもよかったと思っています。
価値観はそれぞれですが、運転もする仕事だし長くは続けられないな、と考え現在は違う仕事に転職しました。
ゴミ収集の休日
会社によりますが、僕が働いていた会社は日曜と祝日のみ休みで土曜は希望制となっていました。
週休二日制ではなく、毎週土曜を休もうとすると周囲から非難されてしまいます。
今考えるとヤバいですね!
現在はどうなっているのか分かりませんが、さすがに時代的にも改善されていると思います。
ただ、出勤した分は給料にきちんと反映されるのでお金を稼ぎたい人にとってはよかったのかもしれません。
作業が楽なときもあるので、そんなときはドライブ気分で仕事をしていました。
現代社会において休日は給料よりも大事なものです。
ゴミ収集に興味のある方は事前に確認しておくことをおすすめします。
そして僕が働いていた会社が今では週休二日制になっていることを願っています。
まとめ
今回はゴミ収集の仕事について実体験を踏まえてご紹介しました。
【きつい、汚い、危険】と昔は言われていた職業ではありますが、今では技術が進歩しそこまで辛いものではありません。
ただ、汚くて臭いのは今でもあるので、人を選ぶ仕事であることは間違いありません。
しかし車の運転が好きな方にとっては慣れてくるとドライブ感覚で楽しめます。
僕も実際楽しく仕事をしていましたが、狭い道や狭い現場などで事故をしてしまい、向いてないと考え辞めました。
幸いにもすべて単独の事故だったため怪我人はいませんでしたが、いつか大事故を起こしてしまうかもしれないと怖くなったのです。
やっぱり汚いのも慣れませんでした!続けていくと体が悪くなりそうで、、
しかしながら廃棄物はずっと出続けるもの。
まだまだ日本中で需要のある仕事なので無くなることはないと思っています。
ゴミ収集は地域への貢献活動にもつながりますので、意義のある仕事です。
興味のある方は一度経験してみるのも悪くありません。
ではまた。