リモートワークや勉強など、デスクで作業するときに欠かせないのがオフィスチェア。
できれば予算をかけたくない、でも座り心地のいいオフィスチェアが欲しい。
そんな方の悩みを解決するべく、僕自身がネットで調べまくって辿り着いた安価で最高のオフィスチェアをご紹介します。
かなりコスパがよく、ゲーマーの方にもおすすめできるので長時間座りつづけても快適です。
僕も実際に使っていて大満足しています!
タンスのゲン オフィスチェア
楽天ランキングのデスクチェア部門で1位を獲得したことのある人気商品で、【G-AIR plus】というモデル。
メッシュタイプのエルゴノミクス風なオフィスチェアです。
エルゴノミクスとは【人間工学的に最適化された機械】という意味で、オフィスチェアの場合は座り心地を改善し快適性を向上させたものになります!
・シンプルな見た目でテレワークやゲームなど、どんな場面でも違和感がない
・競技用メッシュが使用されており通気性がよく耐久性も高い
・ハイバックで肩回りまでカバーできる背もたれ
・アームレストは跳ね上げ式なのでどんなデスクにも対応可能
・ランバーサポートで腰を痛めにくい
・床が傷つきにくいPUキャスター
・お値段1万円以下とコスパがいい
以前使っていたオフィスチェアが安すぎてダメだったのもありますが、このオフィスチェアにしてから格段に作業が快適になったと実感。
正直、【タンスのゲン】という会社はまったく知りませんでしたが、買い替えを機に調べていると中々良いオフィスチェアを展開していることに驚きました。
会社は日本にありますが、製造は中国。
タンスのゲンには今回ご紹介するオフィスチェア以外にも安くて高性能なオフィスチェアが沢山あったので、記事の最後にご紹介させていただきます。
1万円以下で買えて快適性と機能性を両立したこちらのオフィスチェアは、『高いオフィスチェアのつなぎ』などではなく、1つの答えだと思っています。
性能とおすすめポイント
まず簡単に機能とスペックの紹介をしておきます。
メーカー | タンスのゲン |
サイズ | 外寸:幅64×奥行64×高さ107〜114cm 座面の高さ(SH):45〜52cm |
重量 | 約15㎏ |
耐荷重 | 約100㎏ |
素材 | 【張り地】プロ仕様 競技用メッシュ、PVC 【内部】ウレタン 【フレーム】スチール(クロームメッキ塗装仕上げ) 【キャスター】PU |
カラー | ブラック |
昇降機能 | あり(ガス圧昇降) |
ロッキング機能 | あり(最大約20度) |
アームレスト | あり(可動式) |
ランバーサポート | あり(着脱可能) |
素材はメッシュ
ただのメッシュではなく、競技用のメッシュが背もたれと座面に使用されています。
アスリートシューズなどに使用されるプロ仕様の本格的なメッシュなので、耐久性の高さが魅力です。
一般的なオフィスチェアですと、夏場は蒸れて気持ち悪くなることがありますが、競技用メッシュは湿気や熱を外に逃がしやすくなっているのでオールシーズンで使用することができます。
この夏は本当に快適に作業することができました!
また、背もたれと座面にはそれぞれ性質の異なるメッシュを使用しており、背もたれには反発力のある2層タイプのメッシュが採用されているので、破れにくく深く沈み込みすぎないところが特徴的です。
座面には弾力のある伸縮タイプのメッシュが採用されており、座面にかかる荷重に柔軟に対応できる弾力性があります。
フレームはスチール製で特筆すべきところはありませんが、キャスター部のスチールだけはクロムメッキ塗装がされており光沢のある仕上げに。
ここは好みが分かれるところではありますが、個人的にはアリかなと思っています。
サイズは少し大きめ
サイズ感はこのようになっています。
参考:タンスのゲン公式HP
重量は17kgとけっこう重めですが、頻繁に持ち上げるものでもないので許容範囲内だと思います。
そのぶん、剛性がいいと自分では割り切っています。
座面は50cm×50cmとなっており、身長172cmで体重64kgの僕が座ると少しスペースが余るのでちょうどいいです。
背もたれの幅は45cmで、体を預けてもスペースが余るほどのゆとりがあります。
また、背もたれはハイバックと呼ばれるタイプで高さがあり、このオフィスチェアは62cmあります。
この高さは僕の身長だと深く座っても肩がはみ出ることはなく、うなじの部分が頂点に当たる高さになっています。
個人的にはこの背もたれの高さがちょうどよく、頭を軽く預けられるので気に入っています。
ヘッドレスト付きのオフィスチェアも迷いましたが、サイズが大きすぎると部屋の空間を圧迫する気がしたのでやめました。
アームレストの長さは27cmとなっており、ちょうど肘から手首までを置けるのでこちらもいいサイズ感。
総合的に自分にちょうどいい大きさのオフィスチェアだと思いました。
背中にフィットする背もたれ
背もたれは背中にフィットするS字構造になっており、高さ62cm幅45cmもあるので体を預けてゆったりとくつろぐことができます。
腰から背中にかけては反るような構造になっており、肩回りは逆に包み込むような形状になっています。
弾力はそこまで感じませんが適度な反発力があり、ちょうどいい姿勢をキープしてくれます。
感覚のイメージは硬めのトランポリンのような感じです。
メッシュなので蒸れないのもポイント!
また、背もたれのトップ部分はPVCレザーが使用されています。
首などの肌が直接触れることの多い部分なので、ここはサラサラのPVCレザーにすることで肌触りを良くしています。
メッシュの表面に加工されているのでクッション性は変わりません。
適度な弾力の座面
7cmの高さ調節が可能なガス圧昇降の座面。
座面のクッション自体はウレタンなので特別なクッション性はありません。
しかし、表面に弾力のあるメッシュが施されているので一般的なウレタンクッションより座り心地はいいと思います。
ウレタンクッションに直接座っているわけではないので、お尻が蒸れにくいのもいい感じです。
前述したように座面の幅はけっこう余裕があるので、足を開いて座ってもスペースが余ります。
リラックスしたいときは、よくあぐらをかいて座っています。
座面が広いと姿勢を変えることができるので、ここも個人的には気に入っています。
メッシュなのでゴミが入ると掃除しにくいところはデメリットです
可動式のアームレスト
オフィスチェアを購入するにあたって、一番こだわったところがアームレストです。
以前使用していたオフィスチェアはアームレストがなかったので、パソコン作業が地味に疲れていました。
両腕の重さは人間の体重の約16%もあるとされており、アームレストの有無で体への負荷がかなり違ってきます。
ですので、次に購入するオフィスチェアはアームレスト付きがいいと思っていました。
しかし、「折角買ったのにひじ掛けがデスクに当たってしまい収納できない!」
そんな状況になるのが嫌だったので動くアームレスト選びは個人的にマストでした。
そのうえで値段やサイズ、機能性などを考慮して色々と調査した結果がタンスのゲンのオフィスチェアです。
跳ね上げ式のアームレストは本当に便利で、これだけでも買って良かったと実感。
僕の場合、座面の高さを自分のベストな高さに調整するとデスクに収納できなくなってしまいます。
アームレストがデスクに若干当たっているのが分かるでしょうか。
作業するときは別に構いませんが、オフィスチェアを使用しないときは場所をとるので邪魔になります。
しかし、跳ね上げ式のアームレストにそんな悩みは不要です。
使用しないときはこのようにアームレストを跳ね上げて収納すれば省スペースですっきりします。
これが個人的に一番欲しかった機能なんです!
しかも、アームレストが跳ね上げられるということは、座るときにアームレストが邪魔になることがないので横からスッと座ることも可能です。
また、アームレストの根元のシャフトは固めに作られており、跳ね上げた状態から自然に落ちてくることもありません。
跳ね上げるとき、降ろすときに少しだけ力は必要ですが女性でもまったく問題なく行えます。
つまり無段階で調整できるので、なんなら跳ね上げ途中でピタッと止めることもできます。
このように自分の好きな角度で止めることもできます!
実は、無印良品にもアームレストが上下に調節できる1万円以下のオフィスチェアがあるのですが、背もたれの高さが少し低かったので自分には合いませんでした。
座り心地は似ていたので興味のある方は一度無印良品のオフィスチェアに実際に座ってみるのもいいかもしれません。
ロッキング機能でゆらゆら
最大で約20度まで傾くことができるロッキング機能。
ロッキングとは背もたれが倒れる機能のことです。
会社の事務所にある一般的なオフィスチェアは、背もたれのみがロッキングするものがほとんですが、タンスのゲンのオフィスチェアは座面も一緒にロッキングするタイプとなります。
背もたれと同じ角度で座面もロッキングするので、ゆりかごのようにゆらゆらとすることができ、リラックスしたいときによく使用しています。
ロッキングしてほしくないときは座面の高さ調節レバーを押し込むだけでロックすることが可能です。
解除するときはレバーを引っ張るだけの簡単ワンタッチ機能。
さらに、ロッキングの固さも自由に調整できるので自分好みのゆらゆら加減にすることもできます。
参考:タンスのゲン公式HP
僕は限界まで柔らかくして、よくゆらゆらと揺れています!
地味にうれしいランバーサポート
ランバーサポートとは、クッションなどで腰周りを支える機能です。
腰に当てることで背骨をS字に保ちやすくなり、疲れにくい姿勢を長時間キープすることができるのでゲーミングチェアなどによく採用されています。
タンスのゲンのオフィスチェアに付いているランバーサポートは、座面と同じ素材が使われていてウレタンクッションの表面に弾力のあるメッシュが施されています。
ゴムで背もたれに通してあるだけなので自分の好きな位置に自由に調整ができ、不要であれば取ってしまうことも可能です。
背もたれ自体が背骨に沿うような形になっているので、ランバーサポートはあってもなくてもよかったのですが、せっかくなので使っています。
僕は腰と肩甲骨の中間あたりに調整して使っています!
床を傷つけにくいPUキャスター
改良前のモデルではナイロン製のキャスターでしたが、現在はウレタン製のPUキャスターにグレードアップ。
ナイロンキャスターは材質が固いので滑りがよく、スムーズにオフィスチェアを動かせることができますが、床を傷つけやすいデメリットがありました。
PUキャスターはナイロンキャスターよりも柔らかい材質なので床を傷つけにくくなっています。
キャスターの動きも全然悪くありません。
賃貸に住んでいる方には特におすすめです。
我が家の床には目に見える傷はほとんどありません!
しかし、最近はオフィスチェアやゲーミングチェアの下にマットを敷いて防音もしつつ床を保護する傾向があるので、その場合はPUキャスターによるメリットはありません。
ゴム製のキャスターが付いているオフィスチェアもあり、PUキャスターより傷が付きにくいのですが、若干キャスターの動きが悪くなるので個人的には微妙だと思っています。
「マットは敷きたくないけど床に傷が付くのも困る」
そのような方にはPUキャスターが付いているタンスのゲンのオフィスチェアは、やはりおすすめです。
もしマットを敷く予定の方には、こちらのマットがおすすめとなっています。
部屋にあまり色を増やしたくない方には、透明タイプのマットもおすすめです。
我が家ではフローリングの色味をそのまま楽しみたかったので、ダイニングテーブルの下に薄くて大きいクリアマットを敷いています。
掃除機も掛けやすく、シンプル好きな方にはアリだと思います。
この他にも安価で色々な種類がある
今回ご紹介したフォイスチェアには、更に安価なものやヘッドレスト付きのモデルもあります。
また、1万円は超えてしまいますがそれでも2万円以下の上位モデルもあるので参考までに見てみて下さい。
同タイプの別モデル
今回ご紹介したタンスのゲンのオフィスチェアの廉価版といったところ。
商品名は【G-AIR】です。
価格を下げた代わりにアームレストが跳ね上げ式ではなく固定式になっており、デスクの高さには注意が必要となっています。
こちらもアームレストは着脱可能となっていますが、その他の機能や座り心地は同じなので少しでも安くていいオフィスチェア買いたい方におすすめです。
カラーバリエーションが豊富で、7色の中からお好みのカラーを選ぶことができるのも魅力。
ヘッドレストも欲しい方はこちらがおすすめです。【PASCAL】という商品。
可動式のヘッドレストは高さ調節だけでなく角度も変えることができるので、自分にピッタリと合う位置に固定することができます。
ヘッドレストの高さは17cmで幅は34cmあるので、成人男性の頭も十分収まります。
もちろん素材は競技用メッシュで適度な反発力と通気性が持ち味。
こちらの背もたれは高さ58cmと少し低くなっており、これはヘッドレストが頭に届きやすいよう調整された高さとなっています。
背もたれとヘッドレストの高さを合わせると、75cmもあるので座ったときの高さとしては十分です。
また、ロッキング機能は約30度まで可能となっているのでさらにリラックスすることができるようになっています。
こちらのカラーバリエーションは【ブラック、エクルベージュ、アッシュグレー】の3色展開となっております。
この機能でちょうど1万円なので正直悩みました。。
上位モデル
【G-AIR plus】の上位モデル1つ目は【Arc】という商品。
上位モデルらしくシンプルながらも高級感のあるデザインとなっています。
自由自在なヘッドレストで重い頭部を完全サポートし、背もたれと合わせた高さは最長約87cmにもなるので背の高い方でもゆったりと座ることができます。
背もたれの形状にあまり変化はありませんが、こちらは極厚のランバーサポートが背もたれの後ろに固定されており、適度な反発力で腰を押し出して姿勢をサポートしてくれます。
座面は3D構造になり、前面と側面にウレタンを増量することでお尻が座面にフィットする形になっているので、ズレにくさを軽減し疲れにくくなっています。
座面の高さ調整も【G-AIR plus】は7cmだったのに対して、【Arc】は10cmの調整が可能となりました。
また、ロッキング機能は【シンクロ・ロッキング】と呼ばれるものにレベルアップ。
座面と背もたれが同じ角度で傾く従来のロッキングとは異なり、座面のロッキングは少しの傾きにすることで、太腿の裏側が座面に圧迫されて痛くなりにくくなっています。
これにより、自然なロッキングを実現することができ、よりリラックスできるようになりました。
ロッキングは最大約35度まで可能となっています
カラーは【ブラック、シルバー、ネイビーブルー、ワインレッド】の4色です。
先ほどの【Arc】をさらに進化させた【Arc+】。
ランバーサポートは4段階調節が可能となり、座面の高さ調整は8cmとなっています。
ロッキング機能はなく、代わりに無段階で150度まで倒すことができるリクライニング機能がつきました。
アームレストは跳ね上げ式からリクライニング連動型になり、背もたれに合わせてちょうどよい角度に動いてくれます。
跳ね上げ式じゃなくなったのは個人的にはデメリットに感じます
さらに収納式のフットレストが追加されたことで足を乗せてリラックスすることが可能に。
足をずっと降ろしていると血流が悪くなり、むくんで疲れてくるのでこの機能は素直にうれしいポイントだと思います。
リクライニング機能と合わせることでかなりリラックスすることができるので、思わず仮眠してしまいそうになります。
カラーは、フレームとメッシュ部分でそれぞれ【ブラック×ブラック、ホワイト×ブラック、ホワイト×シルバー】の3タイプです。
【ホワイト×シルバー】は、座面とランバーサポートとフットレストはブラックになっているので、白系統で合わせたい方には少し残念な仕様となっています。
しかし、これだけの性能でありながら価格はなんと【¥15,990】と破格。
フットレスト付きでリクライニング機能のあるゲーミングチェアでも2万円は超えるので、そう考えると本当にコスパのいいオフィスチェアだと思います。
まとめ コスパのいいオフィスチェアならコレ一択
可動式のアームレストは数あれど、1万円以下なのにここまで高機能でサイズ感も座り心地もいいオフィスチェアはなかなかありません。
今年買った物の中でのベストバイは間違いなくこのタンスのゲンのオフィスチェアです。
安いので初めてオフィスチェアを買おうと思っている方にもおすすめできます。
ざっくりポイントをまとめると、
・シンプルな見た目でテレワークやゲームなど、どんな場面でも違和感がない
・競技用メッシュが使用されており通気性がよく耐久性も高い
・ハイバックで肩回りまでカバーできる背もたれ
・アームレストは跳ね上げ式なのでどんなデスクにも対応可能
・ロッキング機能でゆらゆらリラックス
・ランバーサポートで腰を痛めにくい
・床が傷つきにくいPUキャスター
・お値段1万円以下とコスパがいい
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ではまた。