こんにちは、ひきわり納豆です。
久々の投稿となりましたが、今回は個人的に現状最強だと思うコントローラーをご紹介します。
2025年は神コントローラーが次々と登場しており、評価が高いものが多い印象です。
その中でも個人的ベストは【GameSir G7 Pro】。
以前紹介した【GameSir G7 SE】の上位互換です。
実際に自分で購入して使用した感想を書いているので、よければ参考程度に見ていってください。
【GameSir】とは
GameSir(ゲームサー)は、ゲーム周辺機器の開発・製造・販売を行う中国の企業です。
2010年に設立され、世界中のプレイヤーに高品質のゲームコントローラーや周辺機器を提供しています。
特に、スマートフォン向けゲームパッドや、PC、Switch、Androidなど幅広いデバイスに対応したコントローラーが人気です。
いわゆる中華系の企業ではありますが、その実績と信頼は確かなものでプロチームに所属するプロゲーマーの方やゲーム配信者などの方々もGameSirのコントローラーを実際に使用しています。
後述しますが個人的にGameSirという会社を気に入っている点は、設定するための専用ソフトウェアがMicrosoftstoreでインストールできる点。
これは同業他社には無い強みであり、自社HPから直接インストールする野良ソフトウェアではないという点はユーザーにとって安心できます。
つまり【GameSir】という会社はユーザーの期待に応えてくれる優良企業ということです!
【G7 Pro】特徴・スペック・外観
【G7 Pro】はGameSirが開発した最新のフラッグシップコントローラーです。
Xbox公式ライセンスを取得し、PCやモバイルにも対応。
高精度スティックや1000Hzの超高速応答など、競技ゲーマーを意識した設計が特徴です。
2025年の7月15日に公式HPから予約販売が開始され、8月10日にはAmazonからも購入できるようになりました。
販売当初は予約が殺到し品切れになるほど期待されたコントローラーです。
この記事を書いている現在ではAmazonでも在庫切れの状態になっているため、それほど人気のコントローラーということが分かります。
以下に【GameSir G7 Pro】のスペックを網羅しておきます。
【G7 Pro】スペック簡易版
- 対応機種:
- Xbox Series X|S(有線接続のみ)
- Xbox One(有線接続のみ)
- Windows PC(有線 / 2.4GHzワイヤレス対応)
- Android(Bluetooth対応)
- 接続方式:トライモード対応
- USB-C 有線
- 2.4GHz ワイヤレス(PC対応)
- Bluetooth(Android対応)
- スティック:
- GameSir Mag-Res™ TMRスティック(磁気抵抗式、ドリフト防止、長寿命)
- トリガー:
- ホールエフェクトトリガー
- マイクロスイッチ搭載トリガーストップ(高速入力対応)
- ボタン:
- 背面マクロボタン 2つ(R4/L4)
- 側面マクロバンパー 2つ(R5/L5)
- 十字キー2種(交換式:十字/円形)
- カスタマイズ性:
- マグネット式着脱フェイスプレート(3分割構造)
- 専用アプリ「GameSir Nexus」でマッピングや感度調整可能
- 応答速度:
- 最大 1000Hz ポーリングレート(PC有線接続時)
- 振動機能:
- 4モーターによる多彩なハプティックフィードバック
- オーディオ:
- 3.5mmイヤホンジャック(有線・無線接続どちらでも利用可能)
- ジャイロ機能:
- PC限定で利用可能、マウス操作や視点移動に対応
- 付属品:
- 着脱フェイスプレート
- 交換用D-pad
- 専用充電スタンド(Auto Start-Stop機能付き)
- USB type A to C ケーブル
- 価格:
- 海外:79.99ドル前後
- 日本:税込 約12,999円
【G7 Pro】各ボタンの種類と押し心地
1. ABXY(フェイスボタン)
- 種類:光学(Optical)マイクロスイッチ
- 押し心地:非常に反応が速く、軽快な“クリック感”があり、跳ね返りも良いとされています。
2. D-pad(十字キー)
- 種類:機械式マイクロスイッチ(Mechanical Micro Switch)
- 押し心地:残念ながら多くのユーザーから不評で、「安っぽく」「ぐらつき」「柔らかすぎる」と評価されていますが、格ゲー界隈では技が出しやすいといった声を聴いたことがあります。個人的にはまったく気になりません。
3. ショルダー(LB/RB)およびミニバンパー(L5/R5)
- 種類:通常ショルダーは標準、ミニバンパーはマイクロスイッチ
- 押し心地:ショルダーは普通にしっかりとした感触で、ミニバンパーは「シャープかつ素早い押し心地」があるとの評価があります。
4. 背面マクロボタン(R4/L4)
- 種類:おそらくメンブレン式(膜スイッチ)
- 押し心地:廉価で若干チープに感じられる場合があり、音も「カチャカチャしてうるさい」といった声があります。
5. トリガー(LT/RT)
- 種類:ホールエフェクト式アナログトリガー + マイクロスイッチによるトリガーストップ
- 押し心地:滑らかで線形なアナログ入力に加え、トリガーストップに切り替えると“カチッ”とした反応の良いクリック感が楽しめます。
6. スティック(L3/R3含む)
- 種類:GameSir Mag-Res™ TMR(磁気抵抗式)スティック
- 押し心地/操作感:非常に滑らかで精密さが高く、ドリフトが起こりにくい設計。操作レスポンスも良好で、競技的プレイにも対応。 ただ一方で、TMRスティックは中央付近が低感度(少し重い)になっているため慣れる必要はあります。
ボタン一覧まとめ
| ボタン名称 | 種類 | 押し心地・評価 |
|---|---|---|
| ABXY(フェイス) | 光学マイクロスイッチ(Optical) | 軽快なクリック感、高速反応 |
| D-pad(十字キー) | 機械式マイクロスイッチ(Mechanical) | グニャグニャ・カチャカチャ、安っぽい(多くのネガティブ評価あり) |
| ショルダー(LB/RB) | 標準タイプ | 一般的でしっかりした感触 |
| ミニバンパー(L5/R5) | マイクロスイッチ | シャープで素早く、押しやすい |
| 背面マクロ(R4/L4) | メンブレン式推測 | チープで、不安定・クリック音が大きいとの指摘あり |
| トリガー(LT/RT) | ホールエフェクト+マイクロスイッチ止め | 滑らかで線形、トリガーストップで“クリック”感が加わる |
| スティック(L3/R3) | TMR磁気抵抗式(GameSir Mag-Res™) | 滑らかで高精度、ドリフトしにくくレビューも高評価 |
【G7 Pro】外観

正面から見るとこんな感じ。
フェイスプレート部は真っ白ではなく少しグレーっぽい色合いです。

本体下部には3.5mmプラグが差し込めるジャック付き。
右側はマイクミュートボタンで、左側は無線接続のボタンです。

背面のグリップはラバー加工がしてあるため手に持ったときに滑りにくくフィット感があります。
背面ボタンは物理的にロックすることが可能。
トリガーストップ機能もあります。

上側のトリガーと追加ボタンは透け感のあるおしゃれポイント。
バンパーボタンは滑り止め加工がしてあります。
有線ケーブルを差し込むところは断線防止のカバーが。

しかしこのカバーは簡単に取り外すことが可能なので不要な方は取ってしまって構いません。
GameSirのコントローラーは、付属のケーブル以外の物だと差し込めないという問題がありました。
今回はカバーを着脱式にすることでその問題をクリア。
本当にユーザーのことを考えられているのだと感心、

上部ボタンにはしっかりと指が届きます。
身長173cm、体重64kg、バスケットやバレーなどの球技経験がない自分でも余裕です。
上部ボタンを押すときに誤ってトリガーを押してしまうことはありませんでした。

トリガーを横から見るとこのようになっています。
フラットではなくエッジのある形で押しやすいと感じます。

トリガーのストロークは一番下まで押し込んだら約8mmでした。

トリガーストップをONにするとストロークがほぼ無くなります。
おそらく1mmも無いのでは。
レスポンスがよくなる反面、誤爆する可能性はありそうです。

グリップ部分は少し厚めな印象です。
こちらの持ち心地に関しては個人差があると思いますが、ラバー加工がしてあるおかげでグリップ感は強めだと感じています。

もちろん反対側も同様。

ちなみにフェイスプレートはマグネット式になっており簡単に着脱可能です。
そもそもフェイスプレートを外さないと十字キーが交換できません。
自分はデフォルトの丸い十字キーが手に合わなかったため、付属の十字キーに交換しています。
何故グリップ部分が着脱できるのかは謎です!

実際の重量は271g。
コントローラーの中では平均といったところですが、コアなコントローラーマニアからは少し重いといった評価をきいたことがあります。
しかし持ったときにずっしりくるわけではないので、個人的にはまったく気にならない重さです。
自分は膝の上に乗せてプレイしているので重さは関係ありません!
【G7 Pro】使用感とメリットデメリット
ここからは実際に使用してみた感想とメリット・デメリットをお話していきます。
最初に言っておくと、【G7 Pro】は自分のメイン機として現在も使用しています。
【G7 Pro】を使用する前は【8BitDo Ultimate 2】を使用していました。
その前は【Flydigi Vader 4 PRO】をメイン機として使用しており、どれも素晴らしいコントローラーでしたが今回【G7 Pro】に乗り換えました。
その理由も添えてご紹介していきたいと思います。
使用感
まず、【G7 Pro】の持ち心地は最高です。
グリップ部分によくあるギザギザの滑り止め加工がしてあるだけのコントローラーとは違います。
【G7 Pro】はグリップ部の背面にラバー加工がされているおかげで滑りにくく、グリップ力が増して持ちやすいです。
エリコン2のグリップ感に似ています。
スティックに関しては非接触型のTMRスティックということで、耐久性とドリフトしにくいのが特徴。
しかし中央の感度が少し遅いため一世代前のスティックを使用している方には操作に慣れが必要です。
この仕様のおかげでFPSにおいては遠距離が安定しやすくはなりますが、その反面、近距離でのエイムが若干しにくくなったと感じています。
スティック自体の質感もゴム加工がしてあるため滑りにくく、中央が窪んだ形になっているオーソドックスな仕様です。
僕はフリークを付ける派なのでスティック自体の質感にはあまりこだわっていません!
各種ボタンはほとんどがマイクロスイッチになっているらしく、マウスのようなカチカチとした押し心地になっていて気持ちいいです。
メリット
前述しましたが、個人的に素晴らしいと感じたメリットは、コントローラーの細かい設定をするための専用ソフトウェアをMicrosoftstoreからインストールできる点。
Microsoftstoreの厳しい審査を通過した優良アプリということなので、安心してインストールすることができるのは大きなメリットです。
GameSir以外にも中華系企業でコントローラーを開発・販売している会社はいくつかありますが、専用ソフトウェアに関してはほとんどが自社HPから直接インストールするカタチになっています。
もちろん販売会社が悪意を持ってウイルスを入れているわけはありませんが、何らかのカタチで第三者がウイルスを入れている可能性もゼロではありません。
そのため個人的には自社HPからソフトを直接ダウンロードするのは気が引けます。
仕事用やゲーム用などでPCを分けている方ならリスクは分散できそう!
デメリット
【G7 Pro】のデメリットというデメリットは正直ないように感じています。
強いて言うなら、スティックの形状のバリエーションが欲しいと思いました。
高さの違うスティックや先端の形状がドームタイプになっているものが純正品から選べることができたら尚よかったと思います。
それがなければフリークは不要になります。
また、各種ボタンはマイクロスイッチだと前述しましたが、個人的にはカチカチ音が気になるので一般的なメンブレンタイプのボタンでもよかったかなと感じました。
そうすればもっとコストを下げられ、価格も安くなったのではと思います。
今のままでも充分にコスパ最強のコントローラーではあります!
あとはもう少し、本当にもう少しサイズが小さければ、より自分の手に馴染むコントローラーかなと感じます。
手が小さめの女性などはもしかしたら上部追加ボタンに手が届きにくくて使いにくいかもしれません。
デメリットを強いて挙げるならこんなところです。
個人的に強く感じた不満は今のところまったくありません。
この値段でこのクオリティ、完璧です。
まとめ
コントローラーの使用感は個人の感覚によるものが大きいので、1000人全員が良いコントローラーは存在しません。
しかしながらその中でも今回紹介した【GameSir G7 Pro】は万人受けしやすいコントローラーだと思います。
追加ボタン4つ、ポーリングレート1000Hz、トリガーストップ、マイクロスイッチ、その他諸々の機能盛りだくさんで価格も抑えめ。
ぜひこの機会に新たな選択肢として検討してみて下さい。
僕は今でもメインで使用しています。
ではまた。


